キックオフシンポジウムを開催しました

2022年3月17日(木)、文部科学省大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~アジア高等教育共同体形成促進~」採択事業「A3I:アジア実問題解決駆動AI教育プログラム」のキックオフシンポジウムをオンラインで開催し、コンソーシアムを組む本学、杭州電子科技大学(中国)、釜慶大学校(韓国)、国立ペルリス大学(マレーシア)の教職員及び学生など約150人が参加しました。

 

シンポジウムでは、冒頭、第一部で島田眞路学長ほか各大学の学長から挨拶をいただいき、先に調印した趣意書をそれぞれで掲げ更なる協力関係の構築を約束しました。その後、本プログラムの責任者である茅暁陽副学長・国際交流センター長がプログラムの概要紹介を行いました。

 

引き続き、第二部として各国からAI産業のトップランナーをお招きして、基調講演を行いました。

堀田創氏(シナモンAI共同創立者、フューチャリスト)、Hongxia Yang氏(アリババAIディレクター)、Junku Yuh氏(Korea Institute of Robotics and Technology Convergence(KIRO)理事長)、Hai Liang(Duncan)Lee氏(Intel株式会社IT部門主席エンジニア)の4名から、それぞれ各産業界にてAIがどのように活用されているか実体験を交えて講演いただき、現在の社会の動向と未来のAIの可能性について学びを得ることができました。

 

第三部では、シンポジウムに先立って開催した学生ワークショップの成果発表を行い、4大学混合の4つのグループが、将来のAIの展望や、AIを活用することで直面する困難についてプレゼンテーションを行いました。近い将来、学生の皆さんによって様々な社会問題が解決されることが期待されます。

 

第四部では、基調講演の講師等をパネリストに「AI時代に向けたアジアの学生流動性の加速化」をテーマとしたパネルディスカッションを行い、AIが切り拓く未来について学び・議論する貴重な機会となりました。

 

このシンポジウムを新たな契機として、4大学による共同交流プログラムを実りのあるものにし、各国の抱える課題を解決に導くグローバルAI人材の育成と各大学の国際化の推進に取り組んでまいります。

 

 

 

挨拶する島田眞路学長

 

趣意書を掲げるZaliman Saulペルリス大学長、Zhu Zefei杭州電子科技大学長、 Jang Young-Soo釜慶大学校学長、島田学長(左上から)

 

「AI時代に向けたアジアの学生流動性の加速化」をテーマにパネルディスカッションが行うファシリテーターのYeon Ho Chung釜慶大学校教授)、パネリストの堀田創氏、Hongxia Yang氏、Changwon Kim氏、Hai Liang(Duncan)Lee氏。(上から)

 

閉会式の様子